今日は鈑金作業で使っているパテについてお話しして行きます。
以前はホームページの鈑金のページに載せているパテを気に入って使っておりましたが、数年前から今回ご紹介するパテに変更しております。
ホームページの内容を更新するかずっと考えていたのですが、何せずいぶん前に作ったページだったので部分的に更新するのがどうにもまとまらずで、こちらで書くことにしました。
ホームページ自体を作成したのが何年前だったか正確には覚えてないのですが12年くらいは経っていると思います。そのもっと前から使っていたパテだったのでかなりロングスパンで愛用していたのですが、現在このレイジウルトラは当時のパテの愛用を超えて溺愛しております。笑
最近、パッケージが変わったのかエバーコートのページでは同じラベルが見当たりませんが弊社で使用しているのはこちらのパテ(レイジウルトラ)になります。
以前のパテは冬用(速乾)、夏用(遅乾)、春秋用(標準)と3種類あったんです。
気温にあったものを使わないと使っている途中で固まってきたり、なかなか乾いてくれなかったりします。さらに厚付け用に中間、仕上げパテと3種類あり、とにかくパテの在庫管理が大変でした。
ところがエバーコートのレイジウルトラはというと1年をとおして同じパテを使えるんです。乾燥スピードは硬化剤の配分だけで調整できる優れもの。ただ、夏は専用の遅乾剤を添加しないとキツイ部分はありますが、それでも以前に比べたらとても使いやすく管理しやすいんです。それにこれ1つで厚付けから仕上げまで何でもこなす本当にすごいパテなんです。
在庫が無駄に増えない分、お客様の車にいつも新鮮なパテ(食品じゃないけど)を使えるということで、古いパテからくる不要なトラブルも回避できるといったメリットもあります。
あと密着性も高く、その分研ぎ初めに少しねちゃつくんですが表面を削ってしまえばサンディングもしやすく軽快に形成作業を行えます。サンディング性が高いので歪も抜きやすく、結果キレイに仕上げやすくなりました。サンディングペーパーのもちもいいので同業者さんももし見られていたらオススメですよ。
それと厚付け~仕上げまで対応しているだけに巣穴もかなりできにくくなっているのもお気に入りの1つ。そりゃパテの付け方が悪いと巣穴もたくさんできますが、そこは腕で減らせるパテと言ったところです。まぁ、そうは言っても多少はできますが。笑
とにかくお気に入りです。
ちなみに今回、メーカーのページで初めて知ったのですが、大豆が入っているらしいです。そのおかげでサンディング性能が高いと書いてありますが、正直僕には???ですね。食べ物でもないし。。
それとレイジウルトラに加えて、こちらも使っています。
こちらもエバーコートのパテになります。
レイジウルトラとの違いは伸縮性があり、樹脂に対してより高い密着力を発揮します。
なので必ずではありませんが、状況に応じてバンパー用で使用しています。
バンパーは取付部などけっこう強引に曲げないと脱着しずらいものがありそういった箇所を修理する際に重宝しています。
組み付け時にも柔軟性のおかげで安心して引っ張れます。
最後にこちら。
これはパテ仕上げの最終段階で極小さな巣穴を処理するために使っています。
小さい巣穴って結構見えづらかったりするんです。なのでサフェーサーの吹き付けをする前に念押しで使用するようにしています。440エクスプレスで処理しきれない不良個所があった場合でもこの時点でやり直しがきくので仕上がりの観点からも大きなメリットです。
こんな感じでだいたいの資材は多少こだわって使用しております。
いいものを使って修理した方が仕上がりも耐久性もよくなりますからね。
いいね!と思った方は修理のお問い合わせ、お待ちしております。