GRS200 クラウン 右前方部損傷修理(一部始終完全版)

修理

クラウンGRS200の修理のご依頼をいただきました。

右フロントまわりを強めにぶつけてしまったようで、バンパーの変形は大きく交換することになりました。

フェンダーは鈑金修理ができそうなので叩いて修理することにしました。

まずは損傷部分の塗膜を剥離します。

裏側から叩いて叩いて。。
何度叩いたかわかりませんがとにかく叩き出してサンダーで整えます。

ずいぶんキレイになりました。
ダブルアクションサンダーでさらに整えてパネルの歪みを炙り出します。
炙るって言っても火ぃ使うって意味じゃないですよ。そういう鈑金もありますが。。

僕の場合はダブルあてるとパネルの状態を肌で感じやすいので。
考えるな。感じろ。みたいな。。まぁ、あんなカッコイイものではありませんが。

はい、いかがでしょうか。

叩き終了です!

次、パテを軽くのせて研ぎます。
ラインをいかに決めるか。ここが今回の鈑金のコアですね。

ラインを出して、歪を抜いて、下地を整えてパテ工程の終了です。

サフェーサーを打ちます。
今回はメタリックをぼかす都合上、最小限の範囲にとどめました。

フェンダーパネル1枚塗りのため、全体に足付けします。
塗料の密着性をよくするために傷をつける行為です。

そうするとこの様に艶がなくなり、フェンダーの下処理は完了です。

続いてバンパーです。

こちらのバンパーは色付きの設定がありませんでした。
カラーコードは1F7。トヨタ代表と言っていいシルバーメタリックなのですが。。
色付きなくなってました。
バンパーは写真の様な黒で入荷します。こちらは足付け後の写真になりますので少し白味がかかっていますね。

これにプライマーサフェーサーをうちます。
これも密着性をあげるためです。ベースコートの載りも良くなります。

強制乾燥させた後、もう一度削って塗装前準備完了です!

本塗装に入ります。
1F7。ベースコートをかけ終わったところです。

フェンダーは先っちょ部分から徐々にぼかしています。
ぼかしはいつも気を遣う作業です。塗装で一番難しい作業ですね。
特にこんな明るいシルバーは荒があると目立ちやすいので、ぼかしに気を使います。

クリヤーコートで総仕上げです。

後は強制乾燥後にみがいて組み付けて完成です。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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