BMW5 フロントバンパーの塗装(A96/ミネラルホワイト)

塗装

今日は以前に書いたBMW5のバンパー下処理の続きを書こうかと思います。

サフェーサーの乾燥後、表面をサンディングして整えます。これはより平滑な肌にするのと足付けの意味で行います。

研ぎ終わりがこちら。

かなりツルツル?になっております。よく見て頂ければ細かい線キズがキレイにあたっているのがおわかりいただけるかと思います。たぶん。。

見えないですか??スマホの方は指でググっと拡大してみてください。それでもわからなかったらごめんなさい。わかっていただくのを諦めます。

再び塗装ブースに場所を移しまして。

脱脂を行っている時の写真です。この様にウエスを2つ用意して片方に脱脂剤を含ませて拭き拭きするわけですが、すぐに濡れてない方のウエスで拭き上げます。汚れを浮かして拭き取る。ということです。これをしないとスジムラの原因にもなるのでしっかり拭きあげます。

これが静電気を中和して取り除く専用のエアブローガンです。今年リニューアルされて性能が大幅に上がった頼もしいヤツなんです。

静電気と一緒にホコリも入念に飛ばしておきます。

で、これが終わったら塗装をするわけですが、今回はA96でミネラルホワイト。これは3コートパールになりますので3層構造の塗色になります。

では、順番に行きます。

ベースコートと言って1番下の層。キラキラとかなくてただの白です。これを何度が塗り重ねて完全にサフェーサーを隠蔽したところで第1ベースの工程終了です。(最近はカラークリヤーなど3層のものが増えてきた関係で第1ベースと呼んでいます)

使用ガンはベース、パールともにF-ZERO typeT(写真はパール)

次は2番目のパール層の工程です。写真ではただの白に見えるかもしれませんが、白のキラキラスケスケ塗料です。

なにそれ?って言われそうですが。。そのままです。

白っぽくてキラキラしていてスケスケな塗料です。笑

(今回の色はよくあるパールより白濁りしていますが、よくある3コートはもっと透明度が高いです。この色は補正用クリヤーにホワイトの濁しがキツめに入っていたので、このようなわかりづらい白パールになっております。専門的ですみません。)

基本的にこれ自体に隠蔽力はほとんどなくて何回塗り重ねたかで色が変わります。今回は調色時に2回吹き付けてボディ色を再現したので同様に2回吹き付けました。回数を増やすとパール感が増していき、黄黒く変化していきます。

調色時のガン設定(パタン、吐出量、エア圧)を守りつつガン距離、ガン速、パタン重ねに集中します。ここは集中ポイントで「ガチ」です。

こちらがパールをかけ終わった写真です。

ほんのり真珠感がでてますよね!?わかりづらいですか??

では、もう少し寄りでどうぞ。

塗り終わり直後なのでまだ艶は少しありますが、乾燥するに従ってどんどんなくなっていきます。なので3層目のクリヤーコートを行います。

明治 F-ZERO typeB

こいつでしっかり膜厚をつけて塗り込みました。

クリヤーコート完了時の写真

艶やかなホワイトパールが眩しく輝いております。

3層なので時間と手間はそれなりにかかりますが、やっぱりできあがりの「やった感」は気持ちがいいですね。

ミネラルホワイトA96 フロントバンパー塗装完了

毎度毎度、気持ち込めて塗ってます。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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